世界大百科事典(旧版)内のṣulḥの言及
【ダール・アルイスラーム】より
…ダール・アルイスラームの住民はイスラム教徒と,イスラムの支配を受れ入れたジンミーに限られ,多神教徒の存在の余地はない。なおヌビアやイエメン北部の町ナジュラーンの征服の経緯から,ダール・アルスルフ(スルフṣulḥは契約による平和,すなわち和平条約を意味する)の概念を定立しようとするものもあるが,その定義があいまいなうえ,具体的にどこを指すかについても異論があり,一般的に承認されたとは言い難い。【嶋田 襄平】。…
※「ṣulḥ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」