《いとも豪華な時禱書》(読み)いともごうかなじとうしょ

世界大百科事典(旧版)内の《いとも豪華な時禱書》の言及

【国際ゴシック様式】より

…彼らはギルドの束縛をはなれ,王侯の従僕として祝祭の装置から家具調度の修理まで美術の各分野にわたって幅広く活動している。ランブール兄弟がベリー公のために制作した《いとも豪華な時禱書》の月暦挿絵には,王侯から農民にいたる日常生活の克明な観察がベリー公所領の城館を背景に典雅な様式化により表現されており,国際ゴシック様式の代表作とされる。そのほか,各地の代表的作家をあげると,ドイツ領邦ではボヘミアの〈トシュボーニュTřeboň祭壇画〉の画家(生没年不詳),ケルンの〈聖ベロニカ〉の画家〉Meister der hl.Veronika(生没年不詳),ドルトムントのコンラート・フォン・ゾーストKonrad von Soest(1370ころ‐1425ころ),ハンブルクのマイスター・フランケなどがあげられる。…

※「《いとも豪華な時禱書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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