《おふでさき》(読み)おふでさき

世界大百科事典(旧版)内の《おふでさき》の言及

【天理教】より

…明治維新後,教線は河内から大阪に及び,病気なおしなどによる入信者が急増して,各地で講社が育った。69年(明治2)みきは教義歌《おふでさき》の述作を始めた。天理教の布教活動は,政府の国民教化政策の展開によってはげしい禁圧を受けたが,みきと信者たちの根づよい抵抗がつづいた。…

【中山みき】より

…農民の生活に根ざしたみきの教えは,現世での全生活的救済を約束し,ヒューマニズムと平等観を強調することによって,変革期の民衆がもとめる世直しの願望を反映していた。明治維新後,その教線は河内平野から大阪に及び,69年(明治2)から教義歌《おふでさき》の述作を始めた。72年教部省が設置され組織的な上からの国民教化が実施されると,民間の宗教はきびしい圧迫をうけるようになり,みきも前後18回にわたって検挙・勾留されたが,神業をはばむ〈高山〉(権力者)の暴圧にはげしい怒りをもやし,〈谷底〉の民衆が救われる刻限の切迫をうったえつづけた。…

※「《おふでさき》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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