《ひばり》(読み)ひばり

世界大百科事典(旧版)内の《ひばり》の言及

【アヌイ】より

…特に,第2次大戦中に上演された《アンティゴーヌAntigone》(1944)では既成の法を代表するクレオンにあくまで反抗して自ら死を選ぶアンティゴーヌが,占領下のパリの観客に抵抗運動の象徴と受け取られて絶賛される一方,劇の契機を登場人物の性格や心理ではなく,状況の中での選択に求めた点で実存主義的な悲劇としても評価された。以後,ジャンヌ・ダルクを主人公にし,史実を自由に現代化した《ひばり》(1953)から,女性解放運動を皮肉った最近作《ズボン》(1979)に至るまで,やや通俗的だが円熟した作劇術を駆使して社会風刺劇を書き続けてきた。その初期作品のうちのほとんどが劇団〈四季〉などにより日本に紹介されている。…

※「《ひばり》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android