《アグリコラ》(読み)あぐりこら

世界大百科事典(旧版)内の《アグリコラ》の言及

【タキトゥス】より

…トラヤヌスの即位とともに文筆活動に入る。最初の作品《アグリコラ》(98)は妻の父G.J.アグリコラの賞賛的伝記で,ブリタニア総督としての義父の功績と諸種族の平定を頂点に,ブリタニアの民族誌をも挿入し,全体としてはドミティアヌス帝に忠誠であったアグリコラをドミティアヌスの犠牲者でもあるとして弁護しようとする。同じ98年の作品である《ゲルマニア》は,その前半部(1~27章)において,一般的にゲルマニアの地理,住民の風俗・習慣,制度を記し,後半部(28~46章)において種族ごとに制度や歴史を記している。…

※「《アグリコラ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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