世界大百科事典(旧版)内の《アルカディア》の言及
【アルカディア】より
…したがってギリシアの歴史上に際だった役割をはたすこともなかった。前4世紀にテーバイのエパメイノンダスの指揮下にアルカディア同盟がスパルタに対抗して結ばれたが,内輪割れがひどく弱体であった。ただアルカディアの傭兵隊は古くから名を知られていた。…
【サンナザーロ】より
…ナポリでは人文主義者ポンターノの集い(アカデミア)の有力会員として活躍,ラテン詩文に親しみ,自分も《漁夫の歌》(牛追いの歌をナポリ湾の漁夫に趣向をかえたもの),《ウェルギリウスの誕生》などを書いた。しかしその傑作はイタリア語の歌物語《アルカディア》で,心の安らぎの源たる自然を歌って,同名のジャンルをひらいた。アルカディア【西本 晃二】。…
※「《アルカディア》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」