《ウラジーミルの聖母》(読み)うらじーみるのせいぼ

世界大百科事典内の《ウラジーミルの聖母》の言及

【マリア】より

…13世紀に入ると,この超自然的な威厳に代わって慈愛の精神が優雅な表現をとるようになり,さらに中世末期からルネサンス期にかけて精神性がうすらぎ,聖母は一般に人間臭の強い美女となる(ラファエロの《聖母》など)。東方では,超自然的・神秘的な霊性の表現が長期にわたって聖母像の伝統をなすが(《ウラジーミルの聖母》,1130ころなど),17世紀ごろから西洋の写実主義が入るとともに俗悪なものに堕していった。
[説話図像]
 説話図像は,キリスト降誕以前のマリア伝,キリストの時代,マリアの晩年と三つに大別しうる。…

【ロシア・ソビエト美術】より

…濃い色と明確な輪郭線を好む傾向は,早くも12世紀のノブゴロド近郊のフレスコに現れた。一方,北東部のウラジーミル周辺部では,ビザンティンから贈られた《ウラジーミルの聖母》を手本とし,ビザンティンの正統派の伝統を維持しながら,精神性の高い民族的感情を反映させた様式を形成しつつあった。しかし13世紀に始まる異民族の侵入以来,ウラジーミルは破壊と復興に明け暮れるようになった。…

※「《ウラジーミルの聖母》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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