《エロスと文明》(読み)えろすとぶんめい

世界大百科事典内の《エロスと文明》の言及

【マルクーゼ】より

…フッサールとハイデッガーの影響とマルクス主義を結合した独自の視角からのヘーゲル研究を行うとともに,1932年批判的マルクス主義研究の中心であったホルクハイマーらのフランクフルト社会研究所(フランクフルト学派)に参加した。ナチスの政権奪取とともにアメリカに亡命(1940年帰化),反ファシズムの立場から研究活動を続け,やがて《理性と革命》(1941)や《エロスと文明》(1955)を書いて,実証主義的社会理論を批判する〈否定の哲学〉を説き,また新フロイト主義的社会理論を批判する独自の文明論を展開した。そして,ソビエト・マルクス主義を批判しつつ,高度工業化がもたらした現代管理社会の人間疎外に対して,現存体制の全面的拒否を説き(《一次元的人間》1964),60年代後半の世界的規模での学生の総反乱(新左翼運動)に大きな思想的影響を与えた。…

※「《エロスと文明》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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