《カメラ・オブスキュラ》(読み)かめらおぶすきゅら

世界大百科事典(旧版)内の《カメラ・オブスキュラ》の言及

【ベーツ】より

…学生時代,バイロンやスコットにあこがれてロマン主義的な憂鬱(ゆううつ)な調べの叙事詩を作ったが,生来陽気な性格のベーツは,むしろ散文において自己にふさわしい表現形式を見いだした。すなわち,37年以後ヒルデブラントHildebrandの筆名で発表した10の短編を《カメラ・オブスキュラ》(1839)として出版した。さらに書き加えられて多くの版を重ねた本書は,風刺の精神をもってオランダの日常生活を生き生きと描写している。…

※「《カメラ・オブスキュラ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」