《キンゼー報告》(読み)きんぜーほうこく

世界大百科事典(旧版)内の《キンゼー報告》の言及

【性科学】より

…キンゼーAlfred C.Kinsey(1894‐1956)はそれぞれ5000人を超える男女に直接面接を行い,1948年に男性の,53年に女性の性行動を統計的にまとめて報告した。この二つの報告は《キンゼー報告》と総称される。ハイトShere D.Hite(1942‐ )も同様に面接調査を行い,74年に男性の,76年に女性の性意識と性行動について《ハイト・レポート》としてまとめている。…

【性欲】より

…一般に男女または雌雄両性間に生じる性交への欲求をいい,日常的には肉欲ともいう。類語として性衝動,セクシャリティがあり,それらの関係は次のとおりである。性衝動sexual driveは性的満足あるいは究極的には生殖に向けられた身体的基盤をもつ一次的衝動であり,性欲の原動力となるべきものである。セクシャリティsexualityは性欲に関するいっさいの事象を意味し,心理学的な用語として,好んで用いられている。…

※「《キンゼー報告》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」