世界大百科事典(旧版)内の《クッレルボ》の言及
【キビ】より
…貧乏な仕立屋の息子として生まれ,苦学の末に検定試験で大学入学を果たした。在学中に文学賞を得た戯曲《クッレルボ》(1860)は,フィンランドの民族叙事詩《カレワラ》に取材しており,英雄クッレルボの兄妹相姦の悲劇をユーモアまじりに人生肯定劇として描いた。手法はシェークスピアに学び,ユーモアはセルバンテス,ホルベアに近く庶民的である。…
※「《クッレルボ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」