《グリューネワルト聖書》(読み)ぐりゅーねわるとせいしょ

世界大百科事典(旧版)内の《グリューネワルト聖書》の言及

【聖書】より

…また《現代英訳》に範をとったものが,ドイツ語版(新約1967,完訳1982),フランス語版(新約1971),オランダ語版(新約1972)として出版されている。 英米以外に目を転じると,ドイツでは《ルター訳》の現代改訂版のほか,スイス改革派の《チューリヒ聖書》(1954)やカトリック系の《グリューネワルト聖書》(1924‐26),《ヘルダー聖書》(1965)などが注目をひく。フランスでは,近代初期に新・旧両派の対立がとくにはげしく,聖書翻訳が当局の強い圧迫を受けたため,イギリスにおける《欽定訳》,ドイツにおける《ルター訳》のような古典的標準訳は育たなかったが,現代フランス語訳としては《スゴン訳聖書》(1880)などのほか,正確で名訳と評される《エルサレム聖書》が出色であり,これを範として英語版とドイツ語版が1966年に刊行されている。…

※「《グリューネワルト聖書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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