世界大百科事典(旧版)内の《ゲームの規則》の言及
【レリス】より
…人類学者としてアフリカ原住民の現地調査を進め,《アフリカの幻影》(1934)などを発表する一方で,極度の精神的沈滞とたえざる自殺への偏執から脱却しようとして,いわば自己自身に精神分析を施すように告白《成熟の年齢》(1939)を書く。以後,文学を単なる美的目的に終結させず,自己自身を変革するための言語活動ととらえ,死に憑(つ)かれた自分の人生をさまざまな角度から語る特異な自伝《ゲームの規則La règle du jeu》4巻(1948‐76)を書きつづけた。マネの絵を中心にすえた《オランピアの頸のリボン》(1981)もその続編とみなしうる。…
※「《ゲームの規則》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」