《サカラメンタ提要》(読み)さからめんたていよう

世界大百科事典(旧版)内の《サカラメンタ提要》の言及

【キリシタン書】より

…日本イエズス会が1591‐1614年(天正19‐慶長19)に印刷したキリシタン版のうち,典礼書,教理書,修養書などがいわゆるキリシタン書である。91年の最初の印刷《どちりいなきりしたん》(《どちりなきりしたん》)はキリスト教教義のカテキズモであり,《サカラメンタ提要》は教会用の典礼書である。修道者用には《心霊修行》《金言集》などがある。…

【南蛮文化】より

…教理書,辞書(《日葡辞書》),語学書(《拉丁文典》《日本大文典》),文学書(《平家物語》),教訓書(《ぎや・ど・ぺかどる》)等からなる。05年日本司教セルケイラ編纂の典礼書《サカラメンタ提要》は二色刷の音譜を載せ,高度な印刷技術を有していた。
[キリシタン音楽]
 教会音楽として入ったヨーロッパ音楽は,1550年代にグレゴリオ聖歌がクリスマス等のミサで歌われた。…

※「《サカラメンタ提要》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」