《ジャパン・パンチ》(読み)じゃぱんぱんち

世界大百科事典(旧版)内の《ジャパン・パンチ》の言及

【漫画】より

…明治以前からの漫画を描き続ける河鍋暁斎(かわなべぎようさい)のような作家はいたが,明治以後の漫画はむしろドーミエやホガースの漫画をヨーロッパからひきよせて,民衆に対していばりちらす日本の成上り官僚の姿をおかしく描いた,イギリス人C.ワーグマンとフランス人G.ビゴーによって新しくおこされた。イギリスの漫画雑誌《パンチ》にならって,ワーグマンの発行した日本最初の漫画雑誌《ジャパン・パンチThe Japan Punch》(1862創刊,87廃刊)は,〈ポンチ絵〉という名を日本に残した。ビゴーは日本の明治以前の漫画の作風に学ぶところがあり,1887年に創刊した漫画雑誌を《トバエTôbaé》と名付けた。…

【ワーグマン】より

…同年の東禅寺襲撃事件に遭遇し《浪士乱入図》を描いたのをはじめとして,生麦事件から薩英戦争,下関砲撃事件あるいはイギリス人士官殺害事件などの,激動期の日本の動向をつぶさに描き,それらは《イラストレーテッド・ロンドン・ニューズ》に逐次紹介され,貴重な記録となっている。日本における維新期の国際的な事件のリポーターであると同時に,62年には外国人による最初の風刺雑誌《ジャパン・パンチ》を創刊(1887終刊)している。本格的な油絵画家ではなかったが,日本の風景・風俗を油絵や水彩で描く。…

※「《ジャパン・パンチ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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