《ジュスティーヌあるいは美徳の不幸》(読み)じゅすてぃーぬあるいはびとくのふこう

世界大百科事典(旧版)内の《ジュスティーヌあるいは美徳の不幸》の言及

【サド】より

…遺言状には,〈自分の名を永遠に世人の記憶から抹殺せよ〉とあった。作品には,2人の姉妹の運命を対照的に描いた一種の逆転された教養小説ともいうべき《ジュスティーヌあるいは美徳の不幸》(1791)と《ジュリエット物語あるいは悪徳の栄え》(1797)のほか,同じテーマの《新ジュスティーヌ》(1797),書簡体小説《アリーヌとバルクール》(1795),しんらつな対話体の《閨房哲学》(1795),短編集《恋の罪》(1800)などがある。また20世紀になって初めて発見された,性倒錯の総目録ともいうべき《ソドム百二十日》(1904。…

※「《ジュスティーヌあるいは美徳の不幸》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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