《セネカの生涯に関する試論》(読み)せねかのしょうがいにかんするしろん

世界大百科事典(旧版)内の《セネカの生涯に関する試論》の言及

【ディドロ】より

… 晩年のディドロは,ロシアのエカチェリナ2世の厚遇を受け,これに感謝するため,1773‐74年にかけて彼女のもとに旅行し,政治・文化的な献策を行い,《エカチェリナ2世のための覚書》(1773)を残した。最晩年のディドロは,残ったすべての生命力をふりしぼって《セネカの生涯に関する試論》(初版1778,再版1782)を執筆する。ディドロは,この最後の文学的遺書のなかで,セネカの生涯――専制的権力を正しい道に導くための努力,そのために受けた迫害,および〈後世〉における自己の名誉の回復とその永続性への確信――とみずからの生涯とを重ね合わせて,一生の最終的意味づけを行った。…

※「《セネカの生涯に関する試論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android