《ティル・オイレンシュピーゲルの冒険》(読み)てぃるおいれんしゅぴーげるのぼうけん

世界大百科事典(旧版)内の《ティル・オイレンシュピーゲルの冒険》の言及

【フィリップ】より

…その後クリスティアン・ジャック監督《パルムの僧院》(1948),《花咲ける騎士道》(1952),ルネ・クレール監督《悪魔の美しさ》(1950),《夜ごとの美女》(1952),マルセル・カルネ監督《愛人ジュリエット》(1951),ルネ・クレマン監督《しのび逢い》(1954),クロード・オータン・ララ監督《赤と黒》(1954),ジャック・ベッケル監督《モンパルナスの灯》(1957),ロジェ・バディム監督《危険な関係》(1959)などに出演し,洗練された洒脱な演技と個性の魅力で圧倒的な人気を集めた。1951年以降はジャン・ビラール主宰の国立民衆劇場(TNP(テーエヌペー))に属して演劇に情熱をそそぎ,《エル・シド》《ハンブルグの王子》《ロレンザッチオ》などの名舞台を演じ,またハウプトマンの叙事詩を映画化した《ティル・オイレンシュピーゲルの冒険》(1956)を記録映画作家ヨリス・イベンスと共同監督している。しかし,ブニュエル監督《熱狂はエル・パオに達す》(1959)に出演したのを最後に心臓発作のため36歳で急死した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」