《ドン・キホーテ》(映画)(読み)どんきほーて

世界大百科事典(旧版)内の《ドン・キホーテ》(映画)の言及

【パプスト】より

…その後,ナチスが政権を握ってフランスへ去るまでに,反戦映画の名作として知られる《西部戦線一九一八年》(1930),ブレヒト劇の映画化《三文オペラ》(1931),労働者のストライキを描いた最初の傑作として知られる《炭坑》(1931)などでドイツの〈トーキー芸術〉の確立に寄与する一方,ピスカートルやハインリヒ・マンとともに映画労働者組織の先頭に立った。亡命時代はフランスでシャリアピン主演の《ドン・キホーテ》(1933),ハリウッドで《今日の男性》(1934)などをつくり,39年,スイス国境を越えてオーストリアに帰り,ユダヤ人迫害問題をあつかった《審判》(1948),ヒトラーの最後を描いた《最後の幕》(1955)など,〈セミ・ドキュメンタリー〉風の意欲作をつくるが往年の輝きはなく,56年に引退した。【柏倉 昌美】。…

※「《ドン・キホーテ》(映画)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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