《ハイパシア》(読み)はいぱしあ

世界大百科事典(旧版)内の《ハイパシア》の言及

【キングズリー】より

…彼は若くしてカーライルの産業社会批判と,〈キリスト教社会主義〉を唱えたJ.F.D.モーリスの影響を受け,社会問題をテーマとした小説《イースト》(1848)および《オルトン・ロック,仕立屋詩人》(1850)を書き,農村やロンドンの貧民たちの生活を迫力をもって描いた。しかしチャーチズムの衰退後は5世紀のアレクサンドリアを舞台とした《ハイパシア》(1853),エリザベス時代のスペインとの戦いを描く《西へ出航!》(1855)などの伝奇的歴史小説,貧しい少年が海中の生活を送るファンタジー《水の子たち》(1863)などに転じた。愛すべき小品詩人でもあり,外山正一らの《新体詩抄》にも1編が収められている。…

※「《ハイパシア》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android