世界大百科事典(旧版)内の《ビーグル号航海記》の言及
【ガラパゴス[諸島]】より
…1835年,C.ダーウィンがビーグル号でこの島を訪れ観察を行った。その成果は《ビーグル号航海記》や《種の起原》にとり入れられたため,この島は一躍有名となった。【野上 道男】
[生物の由来と特徴]
同類や近縁種の地球上での分布を調べると,海洋島の生物相の由来が明らかとなる。…
【ダーウィン】より
…卒業後,海軍の測量船ビーグル号に無給の博物学者として乗船(1831‐36)し,C.ライエルの《地質学原理》を学びながら南半球各地の地質,動植物を観察した。《ビーグル号航海記》(1839),地質学的業績である《サンゴ礁の構造と分布》(1842)は,この航海の調査に基づく。 航海中に訪れた南アメリカ大陸の種々の化石や現生の動物,ガラパゴス諸島の動植物の観察などから生物進化を強く印象づけられた。…
※「《ビーグル号航海記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」