《ブラウン神父》(読み)ぶらうんしんぷ

世界大百科事典(旧版)内の《ブラウン神父》の言及

【チェスタートン】より

…評論では彼のカトリック的な宗教観,政治観,社会観を説いた《異端》(1905),《正統》(1906)などがとくに有名であるが,この後も《ローマの復活》(1930)など晩年に至るまで論争的評論を数多く書いている。また小説でも,カトリックの司祭を探偵にして人気を博した〈ブラウン神父〉ものの連作(1911,14,26,27,35)や《ノッティング・ヒルのナポレオン》(1904)や《ドン・キホーテの帰還》(1922)などがあるほか,詩集では《白馬のバラッド》(1911)が有名。このほか《スティーブンソン》(1902)や《ディケンズ》(1906)などのすぐれた評伝も多い。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」