世界大百科事典(旧版)内の《ヘンリー4世》の言及
【フォールスタッフ】より
…イギリスの劇作家シェークスピアの《ヘンリー4世》第1部および第2部,《ウィンザーの陽気な女房たち》(以上1598年ころ創作)に登場する好色で太鼓腹の貴族。平時は居酒屋に入りびたり,出まかせのほらを吹きながら浮かれ騒ぎ,ときに強盗までするかと思うと,戦時には新兵の徴発に出かけてわいろをせびり,他人の手柄を横取りして恩賞にあずかる破廉恥ぶり。…
【歴史劇】より
…普通には,6種9編(《ヘンリー8世》を除く)が史劇と呼ばれているが,これらはすべて年代記史劇である。推定制作年代順に挙げれば,《ヘンリー6世・第2部》《ヘンリー6世・第3部》《ヘンリー6世・第1部》《リチャード3世》《リチャード2世》《ジョン王》《ヘンリー4世・第1部》《ヘンリー4世・第2部》《ヘンリー5世》の作品である。これらの作品では,《ヘンリー8世》まで含めると,13世紀から16世紀までの300年間のイギリスの歴史が描かれている。…
※「《ヘンリー4世》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」