《ベルリン・アレクサンダー広場》(読み)べるりんあれくさんだーひろば

世界大百科事典(旧版)内の《ベルリン・アレクサンダー広場》の言及

【デーブリーン】より

…1910年に革命的文芸誌《あらし》の創刊に参加,表現主義的な短編小説を発表して新しい文学の旗手となった。中国を舞台とした《ワン・ルンの三つの跳躍》(1915)や歴史小説《ワレンシュタイン》(1920)などのあと,ワイマール文化爛熟期のベルリン下町に生きる犯罪者の運命を描いた社会主義的な都市小説《ベルリン・アレクサンダー広場》(1929)で世界的な名声を得た。ジョイスの《ユリシーズ》のモンタージュや内的告白の技法を大胆にとりいれ,表現主義からダダ,シュルレアリスム,新即物主義にいたるあらゆる言語的冒険を試みたこの作品は,長くベストセラーをつづけ,31年には映画化された。…

※「《ベルリン・アレクサンダー広場》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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