《ルサルカ》(読み)るさるか

世界大百科事典(旧版)内の《ルサルカ》の言及

【ダルゴムイシスキー】より

…彼はロシア語の抑揚を旋律に生かす方法でグリンカの民族主義を発展させ,五人組,とくにムソルグスキーに影響を与えた。代表作に,プーシキンによる粉屋の娘と王子の恋の悲劇を描いた民族色の濃いオペラ《ルサルカ》(1856初演),同じくプーシキンによる未完のオペラ《石の客》(キュイとリムスキー・コルサコフにより完成,1872初演)などがある。【浦本 裕子】。…

【ロシア・ソビエト音楽】より

…彼の管弦楽曲《カマリンスカヤ》(1848)と二つの《スペイン序曲第1番》(1845),《同第2番》(1851)はロシア管弦楽の出発点として高い評価を得ている。ダルゴムイシスキーのオペラ《ルサルカ》(1855)と《石の客》(1872。キュイとリムスキー・コルサコフにより補完)も重要で,とくに《石の客》はプーシキンの戯曲をそのまま音楽化したもので,話し言葉の節付けとして作曲語法に新しい地平を開いた。…

※「《ルサルカ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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