《一般社会学概論》(読み)いっぱんしゃかいがくがいろん

世界大百科事典(旧版)内の《一般社会学概論》の言及

【パレート】より

…また,効用の可測性および個人間の比較可能性の仮定を排除しつつ,資源配分の最適性を定義するという,〈オフェリミテophélimité〉の極大,後にパレート最適と名づけられる概念を開発したのもこの著においてである。ローザンヌ大学退職後パレートは社会学的研究に没頭し,社会的存在としての人間の全体像をとらえようとする大著《一般社会学概論Trattato di sociologia general》全2巻(1916)を著した。そこでは民族主義的色彩が強く打ち出されており,イタリア・ファシズムの思想的源流とみなされることもある。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」