《七書》(読み)しちしょ

世界大百科事典(旧版)内の《七書》の言及

【兵書】より

…その後,戦国初期の楚に仕えた呉起のものという《呉子》が書かれ,戦国末期には《韓非子》の中で〈孫・呉の書を蔵する者は家ごとにあり〉とまで言われているが,《漢書》の目録では53家790編,図43巻が著録されている。 そして,その後の歴史を経て定着したものは《武経七書》あるいは単に《七書》とよばれるもので,宋の元豊年間(1078‐85)に,武官の教育のために頒布されたのが始まりである。《孫子》《呉子》のほかに,春秋末期の斉の将軍司馬穣苴(じようしよ)の兵法を伝えるという《司馬法》,戦国時代の魏王に招かれた尉繚(うつりよう)の著書という《尉繚子》,周王朝の創業者太公望呂尚(ろしよう)の著と伝えられる《六韜》,黄石公が伝えたという《三略》の4書と,唐の李靖(りせい)が太宗のために兵を論じたものを後人が編集した《李衛公問対》を合わせたものである。…

※「《七書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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