世界大百科事典(旧版)内の《三位一体論》(ノウァティアヌス)の言及
【ノウァティアヌス】より
…ストア派から転向してキリスト教の洗礼を受け,司祭となる。すぐれた神学者,思想家として知られ,主著《三位一体論》は,ラテン語で書かれた最初の重要な神学的著作とされる。デキウス帝の大迫害(249‐250)において,教会を裏切った信徒の迫害後の教会復帰を認めるか否かの問題で,ノウァティアヌスは非妥協,厳格主義の立場からそれを認めず,穏健派のローマ司教コルネリウスCornelius(251選出)と対立した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」