《上海から来た女》(読み)しゃんはいからきたおんな

世界大百科事典(旧版)内の《上海から来た女》の言及

【ウェルズ】より

…天才監督の名をほしいままにするが,ハリウッドの商業主義と折り合わず,第2作《偉大なるアンバーソン》(1942)は2時間11分を1時間22分に短縮され,《恐怖の旅路》(1943)は途中で監督を降ろされる。さらに,〈赤毛のリタ〉の愛称で人気絶頂の女優リタ・ヘイワースを金髪の悪女に仕立てた《上海から来た女》(1946)は無残な興行成績に終わり,B級映画会社リパブリックで得意のシェークスピア物《マクベス》(1948)を手がけるがこれもふるわず,ついにハリウッドから追い出されたかっこうでヨーロッパ各地を流浪する。《オセロ》(1949‐52)はイタリアとモロッコで,《アーカディン氏》(1955)はフランスとスペインとドイツとイタリアで,《審判》(1962)はフランスとユーゴスラビアで,《真夜中の鐘》(1966)はスペインで,それぞれ撮って,ほとんど国籍不明の映画作家となった。…

※「《上海から来た女》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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