《不安の墓》(読み)ふあんのはか

世界大百科事典(旧版)内の《不安の墓》の言及

【コノリー】より

…1940年代のイギリス文壇に,T.S.エリオット以後のもっとも清新な国際的な,汎ヨーロッパ的ないぶきを導き入れた。《サンデー・タイムズ》の常任書評者として活躍,奇矯とも思える繊細な感受性と地中海ラテン世界への愛着ある美意識によって《期待を裏切るもの》(1938),《呪われた運動場》(1945),《夕暮れの柱廊》(1973)などの批評集を世に送ったが,彼の資質をもっともよく示すものは,第2次大戦下〈パリヌルスPalinurus〉という筆名で綴った批評的独白録,断片による省察《不安の墓》(1945)であろう。【出淵 博】。…

※「《不安の墓》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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