《世説》(読み)せせつ

世界大百科事典(旧版)内の《世説》の言及

【世説新語】より

…おおむね後漢末から南朝宋初にかけての名士たちの逸話や人物批評を集めた書で,当時の社交界に行われた〈清談〉の雰囲気をよく伝えている。梁の劉孝標(462‐521)が異聞を集めて注を作り,唐代までは単に《世説》または《世説新書》とよばれた。日本で流行した本は明代に補われた《世説新語補》20巻本に拠るが,3巻本からも離れて後世の挿話を多く加えたものである。…

※「《世説》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」