世界大百科事典(旧版)内の《丹後国田数帳》の言及
【丹後国】より
…一色氏が再び当国守護に還補されるのは応仁の乱後,義直が幕府に帰参してからであった。
[室町から戦国期の情勢]
室町期における荘園,国人の分布を最もよく物語るのは長禄年間(1457‐60)編纂と伝える《丹後国田数帳》で,同帳によれば当国最大の領主は300町歩を有した幕府政所(料所),次いで守護代延永氏,細川成之,政所被官三上氏,西大寺,等持院,実相院等となっている。幕府料所のうち,比較的支配の実態がうかがえるのは与謝郡筒川保(つつかわのほ)で,ここは評定衆二階堂氏の代官請負が行われていた。…
※「《丹後国田数帳》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」