世界大百科事典(旧版)内の《乙女の祈り》の言及
【標題音楽】より
…ショパンの《ノクターン》などもこれに数えられるが,このような曲になると純粋器楽との境は流動的になる。19世紀半ばの少し前からヨーロッパで流行した〈サロン音楽〉も,優雅で抒情的なピアノ独奏あるいは小編成の小品という点でキャラクター・ピースに隣接するが,これの典型の一つであるT.ボンダジェフスカ(バダジェフスカ)の《乙女の祈り》のように,より通俗的であるという違いがある。 標題音楽については,従来主として,文学的・絵画的なものを音楽が表せるかという観点から論じられてきた。…
※「《乙女の祈り》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」