世界大百科事典(旧版)内の《二人の女》の言及
【モラビア】より
…1943年6月,政変直後のローマへ帰るが,ドイツ軍による逮捕の危険を逃れ山間の僻地に越冬する。この経験がのちに,長編《二人の女》(1957)を生む。戦後は,中編の傑作《アゴスティーノ》(1945),長編《ローマの女》(1947)の成功以後,《軽蔑》(1954),《倦怠》(1960),《関心》(1965),《内面の生活》(1978)など,一貫して現代の精神的危機を実験的リアリズムによって描く。…
※「《二人の女》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」