世界大百科事典(旧版)内の《二人の提督》の言及
【クーパー】より
…その後同様の素材および17世紀の植民者とインディアンというアメリカの〈歴史〉を扱った《ライオネル・リンカン》(1825),《ウィッシュ・トン・ウィッシュの悲話》(1829),《ウィアンドテ》(1843)などを書いて新しい国の文学への道を開いた。また子どものときに過ごしたニューヨーク州の大森林と湖,青年期を過ごした水夫および海軍士官の生活を,《水先案内》(1823),《二人の提督》(1842)その他で題材とした。つまり森と海という二つの辺境,そして植民時代,独立革命を含むアメリカの過去を〈アメリカ〉文学の題材として開拓し,また後続の作家たちに道を開いた。…
※「《二人の提督》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」