《人間の歌》(読み)にんげんのうた

世界大百科事典(旧版)内の《人間の歌》の言及

【堀口大学】より

…その間,訳詩集《昨日の花》(1918)を手始めに,詩集《月光とピエロ》(1919),《新しき小径》(1922),歌集《パンの笛》(1919)などを次々と刊行,帰国後の25年に出版された《月下の一群》は日本の代表的な名訳詩集の1冊である。大学は,他に《砂の秋》(1926),《人間の歌》(1947)などの詩集で瀟洒(しようしや)な近代的感性と軽妙な機知的発想に基づく都会的な詩風を示す一方,コクトー,ジュネら多数のフランスの詩人・小説家の作品を邦訳し,昭和の文学に大きな刺激を与えた。その翻訳の量と幅広さは他に類を見ない。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」