《六一居士詩話》(読み)ろくいちこじしわ

世界大百科事典(旧版)内の《六一居士詩話》の言及

【詩話】より

…詩を話題とすることは,すでに先秦時代,孔子による《詩経》の論評にさかのぼる。またはるかに理論的に深められた六朝時代の劉勰(りゆうきよう)の《文心雕竜(ちようりよう)》,鍾嶸(しようこう)の《詩品》などがあるが,とくに詩話と呼ばれる書の開祖は,11世紀北宋の代表的文学者欧陽修の著《六一居士詩話》である。つづいて司馬光の《続詩話》,以後,南北両宋の時代を通じて,〈詩話興って詩亡ぶ〉と言われるほど数多くの詩話が現れ,14世紀以降,元・明・清代にも勢いは衰えを見せなかった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」