《典論》(読み)てんろん

世界大百科事典(旧版)内の《典論》の言及

【文帝】より

…しかし他方,文才にめぐまれて五言詩にすぐれ,父の曹操,弟の曹植とともに〈建安文学〉隆盛に果たした文学史上の役割は大きく,また父(廟号は太祖)および子の明帝(曹叡,烈祖)とならんで〈三祖〉と称される。その著書《典論》の〈蓋(けだ)し文章は経国の大典にして不朽の盛事なり〉との一節は,文学独自の価値を宣言した文章として名高い。三国時代【安田 二郎】。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」