《刈干切唄》(読み)かりぼしきりうた

世界大百科事典(旧版)内の《刈干切唄》の言及

【南部牛追唄】より

…一般には奥羽山脈を横断する鹿角(かづの)街道および仙北街道の《沢内(さわうち)牛追唄》(田舎なれどもサアーハエー南部の国はヨー 西も東もサアーハエー金(かね)の山コーラサンサエー ハーラヨーパアパアパッパー)がよく歌われている。日向(宮崎県)の《刈干切(かりぼしきり)唄》と同旋律の哀音嫋嫋(じようじよう)たる中に落着きと品位のある非常に洗練された歌である。内陸から米,炭などを運び,海岸から塩や海産物を運ぶ牛方によって歌われたものだが,牛方は2晩も3晩も道中に野宿しながら悠々と山坂を越えて行ったものだという。…

※「《刈干切唄》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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