《利子の本質と必要性》(読み)りしのほんしつとひつようせい

世界大百科事典(旧版)内の《利子の本質と必要性》の言及

【カッセル】より

…主著《社会経済の理論》(1918)における理論的枠組みはL.ワルラスの一般均衡理論であるが,彼は価値・分配論における限界原理を排し,〈希少性の原理〉によって相対価格を説いた。《利子の本質と必要性》(1903)では,ベーム・バウェルクの資本理論を批判し,N.W.シーニアーの節欲説(制欲説)を支持した。第1次大戦後の経済的混乱期には国際会議で活躍し,外国為替,貨幣政策など国際金融問題の専門家として貢献した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」