《労働と新社会秩序》(読み)ろうどうとしんしゃかいちつじょ

世界大百科事典(旧版)内の《労働と新社会秩序》の言及

【ウェッブ】より

…その間,社会改良専門家養成のロンドン政経学校London School of Economicsを設立(1895),ビアトリスは福祉国家の礎石ともいえる救貧法調査委員会《少数派報告》(1909)を発表,フェビアン調査部を設けてフェビアン協会を指導した。シドニーは第1次大戦中労働党書記長アーサー・ヘンダーソンに協力し,以後,自由・保守両党への浸透路線をやめ,労働党の政策樹立に貢献し,党の最初の社会主義綱領《労働と新社会秩序》(1918)を作成した。1922年シドニーは下院に選出され,第1次労働党内閣で商務相をつとめ,29年パスフィールド男爵として上院に移り,植民地相として第2次労働党内閣に加わる。…

【フェビアン協会】より

…ビアトリス・ウェッブが彼女のまとめた救貧法調査委員会《少数派報告》(1909)に従って貧困防止キャンペーンを始めたとき,支配勢力への浸透政策は終わった。 1912年入会したA.ヘンダーソンとシドニー・ウェッブとの協力が戦時中緊密となり,18年の純粋にフェビアン的な労働党新綱領《労働と新社会秩序》に結実し,名実ともにフェビアンは労働党のブレーンとしてこれと一体になった。〈漸進の不可避性〉を説くシドニー・ウェッブの1923年党年次大会議長演説で一体感が最高潮に達した。…

※「《労働と新社会秩序》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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