《参考源平盛衰記》(読み)さんこうげんぺいせいすいき

世界大百科事典(旧版)内の《参考源平盛衰記》の言及

【源平盛衰記】より

…つまり本書は網羅的で,大衆受けのする読物風に《平家物語》を再構成したものであるが,饒舌(じようぜつ)にすぎて統一性に欠ける点もある。他方,史実に忠実な側面もあり,徳川光圀(みつくに)は修史のための史料として本書を選び,《参考源平盛衰記》(1689)を編ませている。《平家物語》流布本系と並んで,中世後期から近世にかけて広く読まれ,後代文芸に及ぼした影響も少なくない。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」