《反動装置を用いた大気空間の研究》(読み)はんどうそうちをもちいたたいきくうかんのけんきゅう

世界大百科事典(旧版)内の《反動装置を用いた大気空間の研究》の言及

【チオルコフスキー】より

…一方,彼の興味は早くから宇宙にも向けられており,1883年には反動を利用するロケットは宇宙空間でも飛行可能であることを指摘,さらに86年にはアポロ計画に驚くほど似た宇宙旅行構想をすでに発表していた。97年,今日では常識となっている運動量の関係,すなわち質量と速度変化の関係を定式化し,1903年の《反動装置を用いた大気空間の研究》では,それに加えて液体(燃料)ロケットの提案を行った。彼のロケット研究は,なかなか認められなかったが,ロシア革命後は19年科学アカデミーの会員に選ばれたり,奨励金を受けるなど国の内外で評価されるようになった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」