《和歌体十種》(読み)わかたいじっしゅ

世界大百科事典(旧版)内の《和歌体十種》の言及

【壬生忠岑】より

…《古今集》以下の勅撰集に84首,家集に《忠岑集》がある。和歌を10種類の歌体に分け,5首ずつの例歌と歌体の説明を漢文で施した歌論書《和歌体十種》(《忠岑十体(ただみねじつてい)》ともいう)は忠岑作と伝えられるが,最近では忠岑に仮託されたとする偽書説が有力である。《和歌体十種》を根拠として,忠岑は90歳ころまで生存したとされていたが,もう少し早い時期に没したらしい。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」