《壊滅》(読み)かいめつ

世界大百科事典(旧版)内の《壊滅》の言及

【ファジェーエフ】より

…職業的革命家の家に生まれ,ウラジオストク商業学校のころから革命運動に参加,その経験を描いた短編《流れに抗して》(1923),中編《氾濫(はんらん)》(1924)でデビュー。長編《壊滅》(1927)で文名を確立し,プロレタリア作家の中心的存在となった。白衛軍と日本軍に包囲されたパルチザンの悲劇を扱い,さまざまな隊員たちの性格や内面世界をトルストイ的な心理主義的リアリズムで描きわけたこの作品は,初期ソ連文学の傑作の一つとされている。…

※「《壊滅》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」