《夕べに捧ぐるオード》(読み)ゆうべにささぐるおーど

世界大百科事典(旧版)内の《夕べに捧ぐるオード》の言及

【コリンズ】より

…コリンズのもっとも重要な作品は《オード集》(1746)であるが,のちのロマン派時代に重要な詩的表現様式となる〈オード〉型式を自由に使いこなして,新しい時代への幕を開ける役割を果たしている。とくにそのなかの《夕べに捧ぐるオード》は,夕べという時間帯をもの静かな乙女として擬人化するなどの点に,新古典主義時代の詩風のなごりが認められるものの,自然に対するみずみずしい感性は,すでに次の時代を指し示していたといえよう。【川崎 寿彦】。…

※「《夕べに捧ぐるオード》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」