《学問としての法律学の無価値性について》(読み)がくもんとしてのほうりつがくのむかちせいについて

世界大百科事典(旧版)内の《学問としての法律学の無価値性について》の言及

【キルヒマン】より

…司法官として高い地位に昇ったが,独立不羈(ふき)の言論活動のため,プロイセンの官憲の忌諱(きき)にふれ,1867年に職を解かれ,ドイツ統一後,ドイツ帝国議会の議員となり,晩年は在野の哲学者として多くの著述や訳業を残した。法学史上よく知られているのは,在官時代の1847年に,《学問としての法律学の無価値性について》という題で行った衝撃的な講演(のちに論文として刊行)である。当時はいわゆるパンデクテン法学の全盛期であったが,伝統的な法学の方法への根本的な懐疑を表明した先駆的マニフェストとして,のちのR.イェーリングの目的法学や,それにつづく自由法論への道を開いた。…

※「《学問としての法律学の無価値性について》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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