《宇宙戦争》(映画)(読み)うちゅうせんそう

世界大百科事典(旧版)内の《宇宙戦争》(映画)の言及

【SF映画】より

…一方,ハリウッドでも,30年に初のSFミュージカル《50年後の世界》(デビッド・バトラー監督)が失敗するという例もあり,未来ものは当たらないというジンクスができて,SF映画はメジャー各社からは敬遠された。その裏には,パラマウントが,ウェルズの《宇宙戦争》(1898)の映画化を1925年に立案し,スペクタクル映画の巨匠セシル・B.デミルに白羽の矢を立てたが,デミルは興味を示さず,30年にはエイゼンシテインが,原作者の快諾を得て映画化を企画して果たさず,さらに32年にはヒッチコックがイギリスで映画化を企画し,製作者A.コルダが乗り気になったものの,映画化権を握ったパラマウントとの折合いがつかず,結局,コルダは同じウェルズの前述の《来るべき世界》を製作するに至ったといういきさつもある。そして38年には,アメリカで当時23歳のオーソン・ウェルズがこれをラジオドラマ化(《火星人来襲》)してセンセーションを巻き起こすことになる。…

※「《宇宙戦争》(映画)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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