《宣和印譜》(読み)せんないんぷ

世界大百科事典(旧版)内の《宣和印譜》の言及

【印譜】より

…原印に直接印泥をつけて押したものは原鈐本(げんけんぽん),実押本と呼ばれ稀覯本(きこうぼん)として珍重されるが,一般には原印を摹刻(もこく)して実押したもの,木版に彫って刷ったもの,写真印刷したものなどが流布している。 (1)は宋徽宗の宣和(せんな)年間(1119‐25)の《宣和印譜》に始まり,その後楊克一《印格》,姜夔(きようき)《集古印譜》などが譜名のみ伝えられる。原鈐本の現存する最古のものは明の隆慶6年(1572)刊の顧従徳の《集古印譜》6巻であり,他に范大澈(はんだいてつ)の《范氏集古印譜》10巻(1600)などがある。…

※「《宣和印譜》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android