世界大百科事典(旧版)内の《小さきヨハネス》の言及
【エーデン】より
…学生時代からいわゆる“80年代”の代表的作家W.クロースやA.フェルウェーらと交わり,喜劇や多くの詩を書いた。やがて同人誌《新道標》に発表して一躍名声を高めた小説《小さきヨハネス》(1887)は,一少年の精神の発達過程を詩情ゆたかな簡素な文体で象徴的童話ふうに描いたもので,オランダ文学の逸品とされている。ほかに精神病者の心理を描いた《冷たき死の湖》(1900),自伝的要素の濃い《夜の花嫁》(1909),詩集《情熱なき百合》(1901)など作品多数。…
※「《小さきヨハネス》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」